鹿島公式戦3連敗…判定にも泣く
「J1、清水3-1鹿島」(8日、アイスタ)
昨季3位の鹿島は、敵地で同15位の清水と対戦し、1-3で敗れた。前半40分、清水FW大前元紀(25)に先制弾を許す展開。後半24分にはMF遠藤康(26)のゴールで同点に追いついたが、その後、2失点。開幕黒星を喫し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を含めて、今季の公式戦は3戦全敗となった。
負のサイクルは、この日も続いた。チャンスはつくるが、最後の最後でゴールが生まれない。相手の2倍を超える13本のシュートを放つも、得点は1得点のみ。ACLで2連敗の流れは、開幕したJでも変わらなかった。
質の低い判定にも悩まされた。1点を追う後半36分には、MF金崎のシュートがゴールライン上で守った相手DF犬飼の左腕にはじかれたが、佐藤隆治主審の笛は鳴らず。トニーニョ・セレーゾ監督は問題のシーンに「ベンチからは頭、胸、もも、すね、足に当たっていないと見えた」と不満顔。クラブは試合後、意見書を提出する方針を示した。
だが、後半24分の遠藤の同点弾も、ゴールラインを割っておらず、両軍ともにフラストレーションのたまる一戦。アシストを記録したMF柴崎も無言でバスに乗り込んだ。