「欧州ＣＬ・決勝、バルセロナ３－１ユベントス」（６日、ベルリン）

　バルセロナ（スペイン）がユベントス（イタリア）を３－１で下し、４季ぶり５度目の優勝を決めた。スペイン１部リーグ、国王杯との３冠を達成し、欧州ＣＬはこの１０シーズンで４度目の制覇となった。得点王は１０点のＦＷリオネル・メッシ、ネイマール（ともにバルセロナ）とクリスティアノ・ロナウド（レアル・マドリード）が分け合った。バルセロナは１２月に日本で開催されるクラブＷ杯に欧州代表として出場する。

　試合を決めたのはメッシ、ネイマール、スアレスの南米トリオ。スアレスは「われわれには違いをつくれる選手たちがいる」と誇った。２度目の３冠は欧州初だ。

　後半１０分に追い付かれる嫌な流れを強力３トップが断ち切った。後半２３分、メッシがドリブルで攻め上がり、ネイマールがおとりとなって守備陣を引き付けた隙にシュート。ＧＫがはじいたところをスアレスが詰めて勝ち越した。終了間際もメッシのパスからの速攻でネイマールが加点した。

　メッシとネイマールは「ピッチ内外で３人の仲が良いことが鍵になっている」と口をそろえる。息の合ったトリオが好機をつくり、今季公式戦６０試合で計１２２点を挙げた。「再現は不可能だと思っていた」（イニエスタ）というタイトル独占の快挙に結実した。