広島6発奪首「2戦2勝は自信になる」
「J1、広島6-0松本」(15日、Eスタ)
今季最多6得点に5試合ぶりの無失点。攻守で充実する広島が第2ステージを連勝発進した。浦和との年間の勝ち点差を5に縮め、次節、アウェーで直接対決に挑む。森保一監督(46)は「厳しい戦いになるが、われわれの持っているものをぶつけたい」と意気込んだ。
12、13年に連覇した巧者ぶりを感じさせた。前半3分、6分に相手のオウンゴールでリードを奪うと、全員が自陣に戻って守備網を構築する。松本が前掛かりになったところを見逃さず、前半19分、カウンターからMF柏好文(27)がドリブルで持ち込み、右足で決めた。
J1歴代最多得点に迫っているエースFW佐藤寿人(33)は無得点のまま後半早々に交代したが、2列目のFWドウグラス(27)とMF柴崎晃誠(30)が追加点を挙げ、突き放した。守備陣は試合終盤に連続で失点した前節の仙台戦の「反省を生かした」とDF水本裕貴(29)。最後まで体を張り得点を許さなかった。
これで8戦無敗。森保監督は「(第2ステージで)2戦2勝は自信になる」と確かな手応えを口にした。