柏、ホームで大敗…4強遠のく船出
「アジアCL・準々決勝 柏1-3広州恒大」(25日、柏)
13年以来の4強入りを目指すJ1柏はホームで準々決勝第1戦に臨み、一昨年覇者の広州恒大(中国)に1-3で敗れた。ホームアンドアウェー方式で行われるが、ホームでの大敗により、4強入りはかなり厳しい状況となった。
力の差は明白だ。本拠で1-3。終了間際、FW工藤のゴールで第2戦での“大逆転”に望みをほんのわずかだけつなぐのが精いっぱいだった。
前半5分、DF鈴木のオウンゴールで先制点を献上。この失点を含め、セットプレーから3失点。「セットプレーでの失点はもったいないが、修正はできる」。鈴木は気丈に語るが、代償は大きい。
2失点目となった現役ブラジル代表MFパウリーニョのFKは強烈で、ほかにも力の差を見せつけられた。
鈴木は「2年前に対戦した選手もいたが、(中国人選手の力が伸びていると)感じる部分はあった」。視察したハリルホジッチ監督は「強いチームが勝った。それが真実」と言葉少なに会場を後にした。
「(第2戦の)90分間は大量得点が求められる。死ぬ気でやりたい」と工藤。Jの代表としてこのままでは、終われない。終わりたくない。