香川ノッてきたぁ~2得点で3戦連発
「欧州リーグ最終予選、ドルトムント7-2オッド」(27日、ドルトムント)
各地で最終予選のプレーオフ第2戦が行われ、ドルトムント(ドイツ)の香川真司(26)はホームのオッド(ノルウェー)戦で前半40分と試合終了間際に2得点し、公式戦3試合連続ゴールとした。チームは7-2と大勝し、2戦合計11-5で本戦に進んだ。
3戦連発でしかも2発だ。香川の表情にも自信があふれた。7-2の勝利に貢献。大量点での勝利が続く好調なチームの中でひときわ、光を放った。
右折り返しを詰めた香川の1点目がそうだったように、この日のドルトムントはサイド攻撃がさえた。サイドチェンジで相手を左右に揺さぶり、低く鋭いクロスから点を重ねた。「質が高ければ、こんなに簡単に点が入る。ずれがなかった」と納得の表情で語った。
今季公式戦7試合でチームは計27得点。1試合平均で4点近くを奪っている。オッドのように格下との対戦では相手が守備的に戦ってくるが、香川は「引かれた相手をどうやって崩したらゴールが入るか。(鍵は)サイドからの精度。それは(日本)代表にも通じるものがあるんじゃないかと思う」と解説した。
日本代表は6月16日のW杯予選、シンガポール戦で押し込みながらスコアレスドローに終わった。代表合流まで国内リーグの1試合を残すが、日本の攻撃のキーマンはカンボジア、アフガニスタンと戦う9月の2連戦へ早くも攻略法を思い描いているような口ぶりだった。