ピケ釈明会見も“アンチ・レアル”強調
サッカーのスペイン1部リーグ・バルセロナのDFジェラール・ピケが10日(日本時間11日)、記者会見を行い“アンチ・レアル”の姿勢を強く打ち出した。11日のスペイン紙スポルトなどが報じた。
スペイン代表でありながら、自国ファンからブーイングを受け、その“勢い”が強まっていることについて、ピケはスペインからの独立に動いているカタルーニャといった政治的な背景との関連性を否定。あくまで「レアル・マドリード対バルセロナ」というクラブレベルのライバル関係が原因だとした。
そのうえでピケはバルセロナでのタイトル獲得の場面でレアルを揶揄するような言動があったことについては「あれは冗談で敬意を欠いたものではない。僕はそういう人間で、その姿勢を変えるつもりはない」とした。
生粋の「バルサファン」を自負しているピケは「レアル・マドリードにはいつだって負けて欲しいけど、そのことが悪い人間関係を生んでいるとは思わない。以前僕の子供が生まれた時にはGKカシリャスが祝福の電話をくれた。僕はそのことに感謝しつつも、彼が4点食らうように願ったら(昨季リーグのアトレチコ戦で)その通りになった」と説明。
もっとも代表については「招集を断る気はない。ブーイングの根拠が正しいものではないのにそれを認めることになりかねない」と続けて代表チームでプレーすることに意欲を示した。