清水“裏天王山”に敗れ、次節にも降格

 「J1、松本1-0清水」(3日、松本平広域公園総合球技場) 

 年間順位で最下位の清水が残留を争うライバルに敗れ、崖っぷちに立たされた。前半36分に警戒していたFKで与えた1点が決勝点に。年間勝ち点で最下位から抜け出せず、次節にも初のJ2降格が決まる。鄭大世は「“裏天王山”なので1点勝負になると思った。正直、この負けは大きい」と悲壮感をにじませた。

 ピッチの芝が予想より長かった。「ウオームアップの段階で、パスをつなぐのは難しいと判断した」とGK杉山力。攻め手がなくなって時間だけが経過し、鄭大世は「相手の策にはまった」と肩を落とした。

 3連敗で就任から8戦未勝利となった田坂監督は「選手にプレッシャーがあったかもしれない」と分析。鄭大世は前半終了の笛が鳴った後に相手を倒し、不用意な警告で次節は出場停止となった。

 93年のJリーグ開幕から一度も降格していないが、残留は絶望的になった。大前は「まだ降格していない。本当に勝つしかない」と必死に声を絞り出した。

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