バルサDFピケが“得点拒否”を弁明
「スペイン1部リーグ、セビリア2-1バルセロナ」(3日、セビリア)
バルセロナのDFピケが相手ゴールライン上にあるボールを最も近いところで確認しながら、これに触れず得点にならなかった経緯を説明した。試合後のミックスゾーンで語ったもので、4日のスペイン紙エル・ムンド・デポルティボなどが報じた。
問題の場面は0-0で迎えた前半23分。FWネイマールのフリーキックがゴールポストに当たり、反対側のポストまでゴールラインに沿って転がった。この時、ピケは自分が一番近くにいながら後から追い付いた相手DFがクリアするまでボールに触れようとしなかった。
これについてピケは「ボールはそのまま入ると思っていた。触らないって判断をしたのは僕がオフサイドの位置にいると思ったから」と、自分がボールを押し込むことによって得点が取り消されることを恐れたとした。
このシーンは、相手の倍のシュートを放ち、そのうち3度に渡りゴールポストを叩き、唯一の得点はPKによるものというバルセロナの決定力不足を象徴するシーンとなった。
ピケは「メッシとイニエスタが(怪我で)いないことを寂しく思うのは事実だけど、相手にもたくさんの離脱選手がいるから言い訳はできない。リーグ中断のあと勝ち続けて行く。バルサは上位にいなければならない」と巻き返しを誓った。