香川3戦連発で俊輔に通算得点並ぶ!
「W杯アジア2次予選、シリア-日本」(8日、シーブ)
サッカー日本代表は6日、W杯アジア2次予選E組首位・シリア戦に向けて、オマーンのマスカット市内で冒頭以外を非公開とした練習を行った。MF香川真司(26)=ドルトムント=は、自身初となる国際Aマッチ3戦連続得点を決めれば、かつて同じ背番号10をつけていたMF中村俊輔(37)=横浜M=に並ぶ歴代8位の国際Aマッチ通算24点目となる。エースの一撃で2次予選のヤマ場を制する。
偉大な先代に肩を並べ、過去の自分と決別する。負ければ、自力での1位突破が消えるシリア戦。オマーンでの初練習を終えた香川の表情は引き締まっていた。
「監督も(練習前に)言っていたが、今年で一番大事な試合になる。シリアには、簡単に勝っている試合はない。手ごわい相手だが、絶対に勝ち点3を取りにいく」
9月の予選・カンボジア戦で1得点、同じくアフガニスタン戦で2得点。2試合で3ゴールを挙げている。格下相手とは言え、ハリルホジッチ監督就任以降、不安定さを見せていた動きになめらかさが戻ってきた。
国際Aマッチ3戦連発なら自身初。「ゴールへの意識は常にある。しっかり結果を残せるように準備をしていきたい」と、予選3試合で無失点を誇るシリア攻略を狙う。
重責を担う自覚が出てきた。「チームが勝つのが一番で、そのために結果を残す。そこの責任感やフィニッシュに絡むことをやっていきたい」。ゴールを決めれば、国際Aマッチ通算得点で、同じ背番号10をつけていた中村と並ぶ。
W杯ブラジル大会の予選、本大会や15年アジア杯など、大一番での決勝点に縁遠かった香川。「絶対に勝たないといけない試合の中で、勝ちきることが自分たちに試されている」。頼れる背中を見せつける。