G大阪サッカー専用新スタジアム完成

 大阪府吹田市の万博記念公園に完成したJ1G大阪の新スタジアムで10日、竣工式とイベントが行われ、サポーターや関係者らにお披露目された。

 建設費約140億円は、サッカーくじなどの助成金約35億円と、企業や個人からの募金でまかなわれた。国際大会の開催基準を満たす4万人が収容可能で、客席からピッチまで最短約7メートルと、非常に近いのが特徴。こけら落としの試合は来年2月中旬、水面下で交渉を進めているC大阪とのプレシーズンマッチが濃厚だ。この日は5万円以上を寄付したサポーター4394人がイベントに参加した。

 2020年東京五輪でのサッカー会場招致も有力。関係者によると、2年ほど前から招致を目指して活動しており「いい反応をいただいている」という。日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問も「このスタジアムでぜひと、森さん(組織委会長)にお願いしている」と話し、G大阪の野呂輝久社長も「東京五輪も含め、関西にいろんな大会を持ってきたい」と前向きだ。

 日本では希少なサッカー専用スタジアム。G大阪の選手はもちろん、超至近距離で世界のスーパースターのプレーが見られる日は遠くない。

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