カズ右臀部付近痛め今季中の復帰絶望的
「J2、横浜FC0-0京都」(18日、ニッパツ三ツ沢球技場)
Jリーグ現役最年長のFW三浦知良(48)=横浜FC=が先発。最年長出場記録を48歳7カ月22日に更新したが、右臀部(でんぶ)付近を痛め、前半21分に負傷退場、今季中の戦列復帰が絶望的となった。
カズは0-0で迎えた前半17分、空中戦の競り合いで京都のMF金南一(キム・ナミル)の膝が背中に入り、バランスを崩した形で着地。2、3歩、歩を進めてからピッチに倒れ込んだ。そのまま立ち上がることなく担架で退いた。ただ、その後、ベンチ内にとどまり、試合を最後まで見届けた。
「片足で変な足のつき方をして着地した。4月に痛めたところに近い。今も痛みがあるので大事にしたい」とカズ。今年4月26日の徳島戦(ニッパツ)で右臀部付近を痛め、6月28日の水戸戦の復帰まで10試合を欠場している。けがの程度、全治期間、復帰時期などは不明で、近日中に受ける精密検査の結果待ちとなるが、患部は春に痛めた箇所と同じ。リーグ戦は残り5試合とわずかでもあり、このまま今季終了となることが濃厚だ。
この日は以前から親交のあるラグビー日本代表のCTB松島幸太朗(22)が観戦に訪れ、試合後、松島から先のW杯・南アフリカ戦で着用した桜の代表ジャージーがプレゼントされた。その時は終始笑顔だったが、「今日はフィーリングが良かったので、もう少しプレーしたかったなあ」と今季11試合目の先発出場が短時間に終わったことを悔やんだ。