INAC神戸3位転落、澤「迷路に…」
「サッカー・なでしこリーグ、INAC神戸0-2新潟」(18日、ノエビアスタジアム神戸)
エキサイティングシリーズ上位リーグは第2節が行われ、2季ぶりの優勝を目指すINAC神戸はホームで新潟に敗れ、3位に順位を下げた。新潟は2位に浮上。首位の日テレは浦和に逆転負けを喫し、新潟に勝ち点1差に迫られた。
ゴールは遠い。3戦未勝利のINAC神戸は、シュートわずか3本に終わり、反撃の糸口すらつかめないまま試合を終えた。
前半41分と後半6分、ともにロングボールで裏を狙われての失点に、松田監督は「ハードワークできていない。切り替えが遅すぎた」と嘆く。大黒柱の澤も「勝ちたいあまり、力が入っているのかな。迷路に迷っている感じ」と、空回りが続く現状に頭を抱えた。
攻撃でも、ここ4試合で1得点。澤は「勝ち点3が遠い。点が入る気がしないし、ゼロで抑えられる気もしない。優勝するチームでは…今はないかな」と厳しい言葉を並べた。
それでも残り3試合。松田監督は「試合に勝ちたいという気持ちをピッチで表現することに尽きる。次、求めるのは勝利だけ」と選手を鼓舞。自力Vの可能性もまだ残っている。覇権奪還へ、正念場だ。