ハリル監督「リベンジ」連発

 「W杯アジア2次予選、シンガポール-日本」(12日、シンガポール)

 サッカー日本代表は11日、シンガポール戦に向けて試合会場で公式練習を行った。練習前の公式会見で、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は、電光石火の先制弾と大量得点での勝利を求め、クロスやミドルシュートの質など、5つのチェックポイントを披露した。過去の対戦成績では20勝2分け3敗と圧倒しているが、6月の対戦では0-0で引き分けており、指揮官は「リベンジだ!!」と息巻いた。

 まるで復讐(ふくしゅう)の鬼だ。6月、ホームで0-0と引き分けたシンガポール戦。「リベンジ」と繰り返していたハリルホジッチ監督は、この日も一気にまくし立てた。

 「まだ、苦い経験がある」と切り出すと「(向こうのホームで、6月の)1試合目よりもさらに難しくなるだろうが、勝利を探しにいかないといけない」と力を込めた。

 現地記者から「リベンジとは1-0で十分か?」と問われると、さらにヒートアップ。「まずは勝たないといけないが、よりたくさんの点を取ることも期待している。われわれより強くない相手に対しては、できるだけ点を取りにいく姿勢が大事。これが、戦術としてチームのモーターにならないと。できるだけ早く、点を取るのが大事」と求めた。

 ゴールラッシュにつながる、ハリル流のチェックポイントは5つ。「クロス、クロスへの合わせ、FK、ミドルシュート、そして最後の30メートルでの爆発的なスピード。これらを向上させないと」。シンガポール戦以降、改善に取り組み続けている5項目。どれだけ実践できるかが、スコアに直結する。

 練習前のミーティングでは「まず、この試合はリベンジだ!!確固たる決意を持って、このリベンジをやっていこうじゃないか!!やる気を見せてくれ!!」とほえたという指揮官。その熱意が、大量得点につながるか-。

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