広島・寿人 自らのゴールでの必勝誓う

 「クラブW杯・準々決勝、広島-マゼンベ」(13日、大阪長居スタジアム)

 開催国枠で出場するJ1覇者の広島は12日、準々決勝のアフリカ王者・マゼンベ(コンゴ)戦に向けて大阪市内で約1時間、最終調整を行った。前回3年前に出場した時は準々決勝で敗退しており、今大会初戦(10日)のオークランド戦では出場機会のなかったFW佐藤寿人(33)は、自らのゴールでの必勝を誓った。

 負けるつもりもないし、負けはしないと思っている。にじみ出る覚悟と自信。FW佐藤は言う。「相手のセンターバックは、2人とも190センチを超える。でも、アジリティー(敏しょう性)は高くない。相手の視界から消えれば、チャンスはありますよ」。その表情に迷いはない。

 越えるべき壁が目の前にある。3年前、苦い思い出を喫した。J1初制覇で出場したクラブW杯。初戦は勝利したが、準々決勝では当時アフリカ代表のアル・アハリ(エジプト)に1ゴールを決めながら敗れた。「2点目を奪うチャンスがあったが負けた。次は、自分が試合を決めるゴールを」と意気込む。

 初戦のオークランド戦は温存されて不出場。チームは2-0で勝利も、負傷者を3人出した。MF野津田、柴崎は「長期離脱」と森保監督が語ったように欠場が決定的。マゼンベ戦では先発濃厚な佐藤は「ケガ人が残念だけど、そういう人たちの思いもピッチに立つ人が背負ってやらないと」と気合を入れた。

 Jリーグ・チャンピオンシップ決勝の第2戦だった5日のG大阪戦(Eスタ)から中7日。「休養は十分」と腕ぶす。「次はチームを勝利に導くゴールを取りたい。しっかり勝って次に進みたい」。その言葉を現実にする準備はできている。

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