広州恒大 ロスタイム弾でバルサ戦切符

 「クラブW杯・準々決勝、広州恒大2-1クラブ・アメリカ」(13日、ヤンマースタジアム長居)

 アジア王者の底力を見せて、逆転勝利を収めた。1-1で迎えた後半ロスタイム。広州恒大(中国)のブラジル代表FWパウリーニョが、歓喜の決勝弾。「今日はチーム全体のパフォーマンスが良かった」。勝利の立役者は、控えめに振り返った。

 追いかける展開だった。チームを率いるスコラリ監督が「後半開始から15分まではひどかった」と語るように、守備時のミスが目立ち、後半10分にカウンターから被弾。だがそこから立て直すと、同35分にMF鄭龍が同点弾。終盤の逆転劇へとつなげた。

 これで準決勝進出。次の相手は欧州王者のバルセロナだが、FWネイマールが欠場する予定。「彼は世界トップ3の選手だが、他の選手も素晴らしい。バルセロナは完璧なチーム」と指揮官。大番狂わせ演出に向け、気を引き締めていた。

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