サッカー、普及へ「JYD」立ち上げ
日本サッカー協会は22日、都内のJFAハウスで会見を行い、普及・育成部門の強化を目的とした新規プロジェクトである「JFA ユース&ディベロップメント プログラム」(JYD)の立ち上げを発表した。
JYDは、2050年までに協会登録者数の1000万人達成と、W杯自国開催および優勝を目的とした「2005年宣言」に基づき、ユース年代だけでなく、シニアや女子、フットサル、ビーチサッカーなどの各領域の普及・育成を促進させるプロジェクトで、16年1月より導入予定。
今までは、大会ごとに細分化されていたスポンサーを株式会社ナイキジャパン、ニチバン株式会社、株式会社明治、株式会社モルテンの4社に一元化。男女のトップカテゴリー大会である天皇杯や皇后杯を筆頭に、ユース年代の高円宮杯やシニア大会、フットサルなど各種国内大会やトレセン事業、JFAアカデミーなどへの物品提供をはじめ、協会の日本代表事業を除く、ほとんどの領域でサポートをしていく。
会見に出席した日本協会の大仁会長は「普及・育成は、代表チームの強化と両輪をなす重要な事業。生涯スポーツとしてサッカーを楽しんでほしい」と語った。また、同事業のアンバサダーには元日本代表の北沢豪氏となでしこジャパンFW大儀見優季が就任した。