GK権田“本田オーナー”のホルン移籍
FC東京の元日本代表GK権田修一(26)が、オーストリア3部のSVホルンへ期限付き移籍することが6日、決定的となった。複数の関係者によると、この日、両クラブ間で大筋合意に達したという。ホルンはイタリア1部(セリエ)ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)が昨年6月から実質オーナーを務め、今季はオーストリア3部で首位を走っている。
各世代別の代表でゴールマウスを守り、07年にトップ昇格。09年のヤマザキナビスコ杯や、11年のJ2優勝、天皇杯制覇を最後尾で支え、12年にはロンドン五輪で44年ぶりとなる準決勝進出にも貢献した。さらに、14年にはW杯ブラジル大会でFC東京の下部組織出身選手として初のW杯メンバー入りも果たした。
権田は毎年、オフシーズンを利用して欧州のクラブに練習参加するなど海外移籍を熱望してきた。今回の移籍は、日本代表のチームメートでもある本田がプロ意識の高い権田の獲得を熱望したという。FC東京の守護神が、ついに夢をかなえ、オーストリアの地に乗り込む。