「ＦＡカップ・３回戦、クリスタルパレス２－１サウサンプトン」（９日、英国・サウサンプトン）

　２５試合を行い、ＤＦ吉田麻也（２９）のサウサンプトンはクリスタルパレスに敗れ、敗退した。３バックの左ＣＢとして先発した吉田だったが、前半２９分、味方へ出した縦パスのリターンがずれ、それを奪われてカウンターを食らい、先制点を失うきっかけを作り、前半のみで途中交代した。

　クーマン監督は「攻撃のビルドアップの段階で、あのような形でボールを奪われるのは許し難い」と激怒した。吉田は「ダイレクトの返しのパスがずれた。試合結果も、自分も代えられてしまった。残念です」と言葉少な。

　すでにリーグカップも敗退しており、今季はリーグ戦の１８試合のみ。出場機会が減っている吉田だが「（移籍は）考えていない。練習の時からの小さな積み重ねを重ね、出場したときに結果を出すしかない。かなり頑張らないと」と自らにいい聞かせるように声を絞り出した。（サウサンプトン・原田公樹）