リトバルスキー氏 U23日本を視察

 リオデジャネイロ五輪を目指す、サッカー男子のU-23日本代表に欧州から熱い視線が注がれている。13日に行われたカタールで開催中のリオ五輪最終予選兼U-23アジア選手権1次リーグB組の日本-北朝鮮を、かつてJリーグで活躍し、現在ドイツ1部リーグ・ウォルフスブルクでスカウト部長を務めるピエール・リトバルスキー氏(55)が視察していたことが16日、分かった。U-23日本代表には海外志向の強い選手も多く、活躍次第でさらなる海外組が生まれる可能性もある。

 手倉森ジャパンに欧州からの熱い視線が注がれている。北朝鮮戦には、ウォルフスブルクでスカウト部長を務めるリトバルスキー氏が視察に訪れ、日本協会関係者の目にもとまっている。

 同氏は15年1月にオーストラリアで行われたアジア杯も視察しており、継続的にアジア市場に目を光らせている。現役時代には市原(現千葉)、仙台でプレーした経験もあり、ドイツ国内では日本通として知られている。

 U-23日本代表の海外組は、FW久保とMF南野の2人だけ。MF中島や、今季から浦和に移籍した主将のMF遠藤ら海外志向の選手も多く、遠藤は最終的にイングランド・プレミアリーグでのプレーを目指している。FW鈴木も将来的な海外でのプレーについて「選手として当然、その思いは強い」と話している。活躍次第では今後、さらなる海外組が生まれる可能性もある。

 最終予選を突破して本大会に進めば、さらに多くの注目を集めることになる。4年前のロンドン五輪では、MF清武、宇佐美をはじめ、FW大津、DF吉田、酒井高、酒井宏の6人が海外組として参加した。

 吉田が大会後にオランダ1部リーグ、VVVフェンロからプレミアリーグのサウサンプトンへの完全移籍を果たしたように、久保や南野にとっても、さらなるステップアップの機会が訪れることになる。

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