ダンディーU川島本拠地初戦4失点
「スコットランド1部リーグ、ダンディー・U1-4セルティック」(15日、セルティックパーク)
サッカーのスコットランド1部リーグでダンディー・ユナイテッドの元日本代表GK川島永嗣(32)は15日、1-4で敗れたホームのセルティック戦にフル出場した。川島は昨年末に加入後、これが本拠地での公式戦初戦だった。
ほろ苦い本拠地初戦になった。川島はフル出場したが1-4で完敗。「厳しい試合になるのは分かっていた。自分のプレーにも全く納得していない」と話した。
「試合勘は100パーセントとは言えない」と語るように、精彩を欠く場面はあった。特に2失点目はクロスに飛び出して触れず、無人のゴールに決められ「出たら触らなくては」と反省した。それでも後半7分、8分と至近距離からのシュートを防ぎ、川島個人の力で止めた場面も多かった。
昨年11月には入団を決意したが、ビザ取得の遅れなどで、約2カ月待たされた。「ようやくここでプレーできた」と、ホームでの一戦を終えて笑顔ものぞかせた。
12チーム中最下位で、現在11位と勝ち点11差。苦しい状況だが、川島は「ワクワク感もあるし、成長にもつながる。ベルギーのリールスの時の方が、チームはボロボロだった」と悲観せず、「問題は本当に小さいところ。修正できると思う」と、前向きに今後の戦いを見据えた。