メッシ&スアレス“間接PK”披露
「スペイン1部リーグ、バルセロナ6-1セルタ」(14日、バルセロナ)
6得点のゴールラッシュでバルセロナが圧勝し、首位の座をキープした。前半戦のアウェー対戦で4-2と完敗したセルタが相手だけに立ち上がりは拮抗した展開。FWリオネル・メッシのゴールで先制しながら、PKで追いつかれ前半終了時点では1-1の同点だった。しかし後半にFWルイス・スアレスの2点でリードを奪うと、最大の見せ場となる81分のPKの場面が訪れた。
キッカーのメッシは直接シュートせず、自身右側に小さくパス。これをエリア外から走り込んだスアレスが押し込んでハットトリックを達成した。スアレスは今季リーグ戦で23ゴールとし、レアルのC・ロナウドを抜いて得点ランクトップに立った。
15日のスペイン紙エル・ムンド・デポルティボ紙などによると、この間接PKでのゴールは1982年にオランダ代表FWクライフが当時所属のアヤックスで披露したもの。バルサのDFジョルディ・アルバさえ「あんなことやるなんて知らなかった」と振り返ったように、前線の選手だけの暗黙の了解で決めた得点だった。
その後もMFラキティッチ、FWネイマールも続いて試合は圧勝で終わった。17日には昨年末のクラブW杯に参加した関係で延期となっていたスポルティング戦があり、2位Aマドリードとの勝ち点差「3」がさらに広がる可能性もある。
ルイスエンリケ監督は「このクラブは、タイトルを狙い、ファンを楽しませることを目指している。選手たちの練習しているところを見ているとその凄さはこれ以上だ」と胸を張った。