「Ｊ１、広島２－２湘南」（１２日、エディオンスタジアム広島）

　３４歳の誕生日を迎えた広島のＦＷ佐藤が前半に左足小指を負傷し、後半開始前にベンチに下がった。前半３０分過ぎに相手選手に踏まれ、痛みをこらえてプレーしたが、限界だった。

　試合後、佐藤は「打撲みたいな感じ。でも、結構、腫れている。普通の状態より１・５倍くらい。痛みもある」と説明した。アイシングで処置し、１３日に状態を確認した上で病院での検査が必要かどうかを判断する。

　前節の名古屋戦でＪ１通算最多得点記録を１５８に更新。ホームで迎えた誕生日に、さらに伸ばす意気込みを見せていたが、シュート０で終わった上に負傷交代した。

　チームは、湘南の約４倍となる２１本のシュートを放ちながら２－２で引き分け。０６年以来、１０年ぶりとなる開幕から３試合連続未勝利だ。アジア・チャンピオンズリーグを含めれば、公式戦５試合勝ちなし。エースの離脱となれば、チームにとっては大きな痛手になる。