FC東京、爆買いクラブ江蘇封じなるか
「ACL1次リーグ、FC東京-江蘇」(15日、味の素スタジアム)
FC東京は今季開幕前にMFラミレス、MFテイシェイラ、FWジョーのブラジルトリオを約125億円をかけて獲得した、中国の“爆買い”クラブと戦う。城福浩監督(54)は試合前日の14日、65億円男のテイシェイラ対策を練り上げ、ACL2連勝を目指すと宣言した。
城福監督は「ラミレスが出られないのは大きいが、攻めている時もジョー、テイシェイラに対する準備を怠ってはいけない」と語った。前節全北戦で退場となったラミレスは、今節出場停止となる。だが、2014年にブラジル代表として地元開催のW杯に出場したジョー、さらには今冬の移籍市場でシャフタル(ウクライナ)からアジア史上最高額となる移籍金65億円で加入したテイシェイラがそろう攻撃陣は強烈だ。
「ルーズボールが2人に入った時は驚異的。特に、テイシェイラには“テイシェイラ・ゾーン”が存在する。リバプールと奪い合っただけの選手。ペナの左角からシュートとコンビネーションもある。良い状態で彼にボールを触らせないようにしたい」。左サイドから相手を切り崩すテイシェイラを組織的な守備で封じられるかが、勝ち点3獲得のポイントとなる。
一方で、前回出場した12年からACLのホームでは4勝1分けと、負けなしが続く。「ホームで勝ち点3を取らないと。アウェーでは、より難しい試合になる。全ての力を出してサポーターとともに戦い、勝ち点3を目指したい」。指揮官は力強く語った。