元気な川崎・小林、先制点お膳立て
「J1、甲府0-4川崎」(19日、山梨中銀スタジアム)
川崎は、MF中村憲剛(35)の2得点などで甲府に圧勝。前節はインフルエンザで欠場した日本代表FW小林悠(28)はバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が見守る前で、フル出場して大勝に貢献した。
走りで見せた。川崎のFW小林は無得点に終わったが「チームが勝ったのが一番ですね」と、充実の90分間を振り返った。前半9分には、ドリブル突破から絶好の位置で相手DFのファウルを誘発。MF中村の先制FKをお膳立てした。
9日からの代表候補合宿で光るプレーを見せたが、前節の名古屋戦はインフルエンザで欠場。これまでも負傷などでの代表辞退があっただけに「正直またか、と思った」。だがしっかりと回復し、ハリルホジッチ監督の前でフル出場と元気な姿を見せた。
“宿題”もしっかりこなした。合宿中に指揮官から指摘されたスプリントの回数も、この日は「体力的にキツかった」と話しながらも今季最多となる16回を記録し、ハリル監督も「小林のプレー?皆さんが見た通り」と満足そうな表情だった。復活した小林が、A代表に乗り込む。