川崎 首位陥落も粘って「無敗」守った
「J1、川崎1-1鹿島」(2日、等々力陸上競技場)
前節首位の川崎は鹿島と引き分け、2位に後退。前半36分にMFエウシーニョ(26)のゴールで追い付き、無敗は維持した。
何とか踏みとどまった。終盤は鹿島に何度も決定機を作られたが、相手のミスとDF陣の体を張った守備で封殺。「選手たちは粘り強さを見せてくれた」。首位陥落も無敗を守り、風間監督は胸をなで下ろした。
MF大島、DF車屋ら主力が負傷離脱している中、先制被弾。前半36分にはMFエウシーニョの得点で追い付いたが、その後は自慢の攻撃力を発揮できなかった。後半13分からは左太腿(だいたい)裏痛のFW大久保も緊急発進させたが、勝ち越し弾は生まれなかった。
「苦しい中でも勝ちきれる力を身につけないと」とMF中村憲。悲願のタイトルへ、チームの成長がカギになる。