FC東京・米本、江蘇蘇寧ラミレス警戒
「アジアCL・1次リーグ、FC東京-江蘇蘇寧」(6日、南京)
FC東京は6日、中国・南京で“爆買い”で話題の江蘇蘇寧とACL1次リーグ第4戦を戦う。副主将のMF米本拓司(27)は5日の記者会見で、第1戦で出場停止だった元ブラジル代表MFラミレス(29)への警戒心を口にした。
昨冬まで、イングランド・プレミアリーグのチェルシーでプレーし、移籍金約36億円の「本物」との一戦を前に、米本は武者震いした。
「1人いるだけで違う存在。攻守にわたって局面を変えられる選手。江蘇のカギを握っているのは、ラミレスだと思う」
抜群の存在感を放つ元ブラジル代表について「相手の方が格段に上」と語る一方で、「そこに付け入る隙がある」という。
「周りが信頼しきっているからこそ、ボールを奪うことができれば大きなチャンスになる」
世界との腕試しを渇望してきた男にとっては、全てをぶつけるだけの価値ある選手だ。
「個人よりもチームとして勝つことが大事な一戦。どんなに自分の出来が悪かろうとも、勝って東京に帰りたい」
米本は、中国の地で今の自分と世界との距離を測る戦いに臨もうとしている。