香川2戦連発!華麗ループ先制弾
「ドイツ1部リーグ、ドルトムント2-2シャルケ」(10日、ゲルゼンキルヘン)
ドルトムントのMF香川真司(27)はアウェーのシャルケ戦にフル出場し、後半4分に先制点を決めた。リーグ戦は2戦連続ゴールで、今季7点目。試合は2-2で引き分けた。
香川が、シャルケとのダービーマッチにフル出場し、今季7点目となる先制点を挙げた。味方とのあうんの呼吸、GKの位置を把握する視野の広さ、シュートの技術がかみ合った。
0-0の後半4分。ワンツーパスから前に出たGKの頭上を越す右足ループシュートを決めた。「いい緊張感と集中力があったから、ああいう判断ができた」と、跳び上がって派手に喜んだ。
胸中には複雑な思いもあっただろう。14日のリバプール(イングランド)との欧州リーグ準々決勝第2戦を控え、主力が温存された中で控え組の選手とともに先発。「しっかりプレーで示すしかない」との覚悟を好結果に結び付けた。
ただ、2度の先行を生かせず、同じルール地方のライバルと2-2で引き分けた。残り5戦で首位バイエルン・ミュンヘンとは勝ち点7差に開き、逆転優勝の可能性はしぼんだ。香川は「勝たないと意味がない。悔しい引き分け」と笑顔はなかった。