大分出身の清武、被災地を気遣う

 「ドイツ1部リーグ、ハノーバー2-0ボルシアMG」(15日、ハノーバー)

 MF清武弘嗣(26)とDF酒井宏樹(26)が所属する最下位のハノーバーは、ホームでボルシアMGを2-0で破り、7試合ぶりの勝利を手にした。清武はトップ下、酒井宏は右サイドバックでフル出場した。

 熊本地震を受け、大分県出身の清武は「海外にいるので何もできないと言ったら変だけど、(弟の)功暉が熊本にいるので身近に感じた」と被災地を気遣った。熊本でプレーする弟とは電話で連絡を取ったそうで「声が震えていた。(地震発生の時は)立てなかったと言っていた」と明かした。

 酒井宏は「大変みたいなので、きょうは勝ちたいねと(清武と)話していた」と神妙な面持ちだった。

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