FC東京・城福監督、古巣戦に闘志
「J1、甲府-FC東京」(24日、山梨中銀スタジアム)
FC東京の城福浩監督(55)は21日、小平グラウンドで、初の古巣・甲府への凱旋試合に向けて思いを語った。24日に、2012年から14年まで指揮を執った古巣の本拠地に勇退後初めて敵将として立つ。
古巣の印象について「スペースを与えないチームなので手ごわい」と語ったが、その堅守を築き上げたのは、ほかならぬ城福監督だった。低予算のクラブを率いてJ2から昇格させ、そして2年連続J1残留に導く手腕を発揮した。
しかし「個人的な気持ちは、ゲームの後に話したい」と、感傷的な思いを封印して臨むという。現在公式戦3連敗中と苦しむFC東京。今は、この苦境から脱することだけに集中しているようだ。
「ここ数試合の内容と結果を考えると、勝ち点3を取らないといけない」。この日は、選手たちと「苦しい今の状況を抜け出すために意思統一を図った」という。悪循環を断ち切るために、指揮官は思い出の地に勇躍乗り込む。