スペイン１部リーグ、バルセロナのＦＷリオネル・メッシが、欧州ＣＬ決勝でライバルのレアル・マドリードと対戦するアトレチコ・マドリードを讃え、優勝して欲しいと話した。１０日のエル・ムンド・デポルティボなどスペイン複数紙が報じている

　報道によるとメッシは、ＥＳＰＮアルゼンチンのテレビインタビューに対し、バルサの準々決勝敗退ついて「とても辛いことだった」と述懐。一方で対戦相手だったＡ・マドリードについては「難しいチームで簡単には勝たせてくれない。シメオネの功績は大きい」とアルゼンチン代表の先輩でもある監督を賞賛し「バルセロナの人たちはアトレチコに勝って欲しいと思っている」と“応援演説”した。

　メッシは自軍の戦いについても言及し「思ってもない時に僕らは調子を落とし、たくさんの勝ち点を取り損ねた」と反省。もっとも「ギリギリのところで僕らは目を覚ました。リーガは簡単には勝てないもので、だからこそ勝ち取って評価されなければならない」とし、さらに「僕らに残っているのは２つの最後の戦い。ひとつがリーグ、もうひとつが国王杯。２つのタイトルが取れればこの上なく良いものになる」と、バルサとしては残るスペイン２冠を目指す考えを示した。