G大阪3発!会心勝利で広島に雪辱
「J1、広島1-3G大阪」(21日、エディオンスタジアム広島)
G大阪は広島に3-1で快勝した。川崎は新潟と0-0で引き分け、勝ち点28で首位を維持した。鹿島は名古屋に3-2で逆転勝ちし、2位に浮上した。この日試合がなく、2試合消化の少ない浦和が3位。浦和-FC東京は6月22日に行われる。
3点を奪う会心の勝利で、敵地に駆けつけたサポーターを喜ばせた。G大阪は昨季のJ1チャンピオンシップ決勝で連覇を阻まれ、ことし2月のゼロックス杯で完敗した広島に雪辱。久々の連勝となり、長谷川監督は「最後まで粘り強く戦った」と選手をたたえた。
前節に続いて遠藤をトップ下に置く布陣。この日は攻撃的な倉田を今野とともに中盤の底に並べる起用がはまった。前半はテンポの良いパス回しで広島に球の奪いどころを絞らせない。23分に遠藤の素早いリスタートから前線3人が連動して先制点を奪った。
倉田が躍動したのは後半19分だ。ハーフライン付近でこぼれ球を拾うと、アデミウソンとのワンツーから一気にゴール前へ。「自信を持って思いっきり打てた」と、右足を振り抜き、今季初得点を挙げた。
長谷川監督は慣れない位置で好プレーを見せた倉田を「素晴らしい貢献をした。チームにとって大きなプラス材料」と絶賛。得点力不足が嘆かれていたG大阪にとって、一つのきっかけとなるような勝利になった。