「Ｊ１、ＦＣ東京－Ｇ大阪」（２９日、味の素スタジアム）

　ＦＣ東京は２９日に、ホームでＧ大阪と対戦する。４年ぶり２度目のアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）は上海上港に敗れ、１６強で大会を去った。その直後となるリーグ戦で主将のＤＦ森重真人（２９）が出場停止。ＤＦ吉本一謙（２８）の公式戦３試合連続先発出場が２８日、濃厚となった。

　吉本は今季、４月１０日のリーグ柏戦で初先発し、同月２０日のＡＣＬホーム全北現代（韓国）戦にもスタメン出場した。だが、その出場２試合で２連敗を喫した。

　迎えた上海との第１戦は、体を張った守備で２－１の勝利に貢献。その試合後、「個人的にはラストチャンスだと思って試合に臨んだ。結果を残さないと、このチームにはいられないと思っていた」と、それまでの苦悩を口にした。

　続く第２戦でもスタメンに名を連ねたが、ロスタイム弾に屈し、惜しくも上海には敗れた。吉本は、その悔しさを晴らすために、再びリーグ戦へと気持ちを切り替えた。

　「ここからもう一度行くんだ、という試合にしたい」

　難敵Ｇ大阪との一戦。東京の元気印が最終ラインを引き締める。