延長PK戦死闘制しレアルが11度目V
「欧州CL・決勝、Rマドリード1(5PK3)1アトレティコ」(28日、ミラノ)
スペイン勢同士による決勝が行われ、レアル・マドリードがアトレチコ・マドリードを下して2季ぶり11度目の優勝を果たした。1-1のまま延長でも決着せず、PK戦を5-3で制した。優勝回数は最多を更新し、12月に日本で開催されるクラブW杯に出場する。RマドリードのFWクリスティアノ・ロナウドが16ゴールで大会得点王に輝いた。
PK戦までもつれた闘いをレアル・マドリードが制した。5人目のキッカーを志願したC・ロナウドは「最も難しいタイトルを取れた。自分が最後に決めると分かっていた。夢のようだ」と感極まった。
前半15分にセットプレーからセルヒオラモスが先制。オフサイド気味の位置取りだったが、2季前の決勝でもゴールを奪った主将が相手ともつれながら押し込んだ。
ジダン監督は後半32分までに3人の交代枠を使い切った。しかし、直後の34分に同点とされると、その後はベールやモドリッチ、マルセロが足をつらせてピッチに倒れた。
それでもPK戦は5人全員が成功。就任1季目でビッグタイトルを獲得したジダン監督は「簡単な道ではなかった。一丸となって成し遂げた」としみじみと語った。