川崎痛恨ドローで陥落 立ち上がり最悪
「J1、福岡2-2川崎」(18日、レベルファイブスタジアム)
鹿島が神戸に2-1で逆転勝ちして連勝を5に伸ばし、福岡と2-2で引き分けた川崎に代わって首位に立った。勝ち点は鹿島が36、川崎が35。25日の最終節で鹿島は福岡、川崎は大宮とそれぞれホームで対戦する。
落胆とため息が止まらない。川崎は、負けに等しい悪夢のようなドロー。「残念。結果論かもしれないが、みんなプレッシャーを感じているように見えた」。試合終了のホイッスルと同時にピッチに崩れ落ちたFW大久保は、そう振り返った。
最悪の立ち上がりだった。守備の出足が鈍く、わずか15分間で2失点。前半42分にはFW小林が、後半27分には大久保がPKを決めたが、あと1点が奪えなかった。
背中と腰を痛めて欠場したMF中村の不在がずしりと響き、大久保は「追いついたのは良かったが、いつものような逆転できるという感覚がなかった」と言い、小林は「フロンターレの弱さが出た試合」と語った。
優勝の可能性は残したが、第1S残り1試合での痛すぎる首位陥落。「次、自分たちは勝つだけ。そこに集中してやりたい」と大久保。勝利の先に、栄冠はあるか。