Cロナ 千金Vヘッドで歴代最多記録 プラティニに並んだ!
「サッカー・欧州選手権・準決勝、ポルトガル2-0ウェールズ」(6日、リヨン)
準決勝1試合が行われ、ポルトガルが2-0でウェールズを破り、自国開催の04年大会以来、2度目の決勝進出を決めた。ポルトガルは後半5分、左クロスをクリスティアノ・ロナウド(31)が頭で決めて先制。8分にはロナウドのシュートをナニが押し込んだ。ロナウドは通算9得点で、元フランス代表のプラティニが持つ歴代最多記録に並んだ。準決勝のもう1試合は7日(日本時間8日)、マルセイユで地元フランスと2年前のW杯優勝・ドイツが対戦する。
まさにエースの働きだった。ポルトガルはロナウドが1得点1アシストと全得点を演出。「勝てると信じることが大切だった。運良く自分が点を取ったが、チーム全員でたどりついた決勝だ。本当にうれしい」と仲間と抱き合って大喜びした。
0-0の後半5分。ショートコーナーで相手の注意が一瞬ボールに寄った隙に遠いサイドへ走り込む。相手より頭一つ高い跳躍から左クロスを頭で合わせ、均衡を破った。3分後にはゴール前右でボールを受け、鋭く右足を振り抜くとゴール前でナニがコースを変えてネットを揺らした。
ポルトガルが決勝に進んだのは自国開催の2004年以来。ロナウドも19歳で出場し、決勝でギリシャに敗れて涙にくれた。それから12年。「いつもポルトガルが優勝することを夢見てきた。あの時とは違う気持ちがある。今回は勝たなくてはいけない。絶対に夢を実現させたいんだ」と意気込んだ。