シャルケ内田、決意の渡独「このまま終われない」 9月W杯予選も意欲
サッカードイツ1部・シャルケのDF内田篤人(28)が9日、所属クラブに戻るため成田空港からドイツへ出発した。昨年6月に膝蓋腱の手術を受けた右膝のリハビリやトレーニングを古巣のJ1鹿島などで行っていた。試合復帰の時期は明確には設定しなかったが、「このまま終われないなという思いも強いです」と強い決意を口にした。
最後に公式戦出場をしたのは昨年の3月、欧州チャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦で、約1年4カ月が経過してしまっている。手術自体は成功し、シャルケの全体練習にも一度は復帰したが、再び離脱。今年2月に帰国し、5月からは古巣の鹿島協力のもと、リハビリやトレーニングを続けてきた。
現時点では、ある程度のダッシュをしたり、ミニゲームに参加したりはできるが、相手選手との接触プレーはまだできていないという。その中で、「少し光が見えてきた」、「ちょっとずつ良くはなっているので、もう少しかなと思います。鹿島はリハビリでお世話になったので、しっかりと復帰したい」と前向きな言葉も残した。
シャルケでスタッフと相談し、全体練習合流までのスケジュールを決める。8月末にドイツ1部リーグは開幕するが、「チームは(開幕からは)考えてないんじゃないかな。1年半ぐらい(離れている)」「開幕がピークじゃない」と焦らず復帰を目指す。ただ、9月開幕のロシアW杯アジア最終予選については「(招集されて)間に合えば行きます。間に合わなかったら行かないですし」と状況が整えば参加する意向だ。