FC東京、3度目ロスタイム弾で敗戦 森重「勝たないといけなかった」
「J1、福岡2-1FC東京」(13日、レベルファイブスタジアム)
まさに泣きっ面に蜂。FC東京は、1点を先制しながらも追いつかれ、スペイン語で“クマンバチ”を意味するアビスパ福岡に今季3度目となるロスタイム弾を決められて逆転負けを喫した。
2度あることは、3度あってしまった。アジア・チャンピオンズリーグ16強のアウェー上海上港戦(5月24日)、そして2日の第2ステージ開幕戦のアウェー鳥栖戦に続き、リーグ最下位相手に衝撃的な結末を迎えた。
城福監督は「ホームで負けていたので、必ず勝ち点3を持って帰ろうと意気込んで試合に臨んだが、非常に残念。サポーターにも本当に悔しい思いをさせて申し訳ない」と、言葉を絞り出した。
1-1で迎えた後半ロスタイム。右CKからボールが上がると、ウェリントンが頭で折り返し、それを浜田に押し込まれてしまった。試合終了の笛とともに、選手は腰を折って視線を落とした。
後半開始5分に橋本が先制点を挙げ、その後も決定機をつくったが決めきれず。逆に追いつかれると、そのまま一気に福岡の勢いに飲み込まれた。主将の森重は、言葉を選びながら「勝たないといけなかった。勝負を左右する流れをもっと敏感に読まないといけない」と語った。
リーグ制覇を掲げて臨んだ今季だったが、最下位に沈む福岡に足をすくわれて2勝をプレゼント。夢の初優勝が泡と消える前に、つたないゲーム運びを早急に改善しなければいけない。