「サッカー女子・国際親善試合、スウェーデン３－０日本」（２１日、カルマル）

　日本代表「なでしこジャパン」はスウェーデンに０－３で完敗した。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ランキング７位の日本は、リオ五輪に出場する同６位の相手に対し、中盤の阪口（日テレ）熊谷（リヨン）を軸に、後半途中までは互角に戦った。しかし、後半３１分に自陣右サイドを崩され先制点を与えた。同４２分とロスタイムにも、容易に突破を許して相次いで失点。高倉麻子監督（４８）の３戦目で、初勝利はならなかった。

　またも初勝利を手にできなかった高倉監督は「いろいろと試す中で、思ったようにいかなかった。個の強さも組織力も、すべて足りない」と現状を受け止めた。失点の場面は、すべて相手の速さに後手に回ったもので、６月の米国戦とほぼ同じ失点パターン。「３試合で８失点は多過ぎる。やれること、やれないことがはっきり見えた。今はそういう時期。非常に悔しいが我慢して、ぶれずにやっていきたい」と先を見据えた。