細貝萌ドイツ2部シュツットガルトへ移籍 背番号は「7」、苦しい決断ブログにつづる

 サッカー元日本代表MFの細貝萌(30)が26日、ドイツ1部ヘルタから同2部シュツットガルトへの完全移籍を発表した。背番号は「7」。自身のブログで「今日の昼間、無事にメディカルチェックを終え、契約書にサインをし、VfB Stuttgart(シュツットガルト)の一員となりました!この移籍を決断するにあたって色々な方に感謝の気持ちでいっぱいです」と公表した。

 J1浦和に所属していた細貝は10年末にドイツ1部のレバークーゼンと契約し、海外に初挑戦。7シーズン目の所属クラブが決定した。海外でプレーすることに揺らぎはなかったという細貝は「正直言って今回のこの決断は僕にとって本当に難しいものとなりました」と胸中を明かした。

 昨年はヘルタから期限付きでトルコ・ブルサポルでプレーした。このブルサポルをはじめ、「Jリーグや他の国のクラブからの獲得オファー、ドイツ国内からも複数のオファーを頂きました」と選択肢が数あり、「選手にとって自分を必要してくれるクラブがある事はとても嬉しく光栄なことでした」と振り返った。

 ヘルタではパール・ダルダイ監督が就任した15年2月以降、細貝は出番を失った。「現在の監督になってからは僕の立場は本当に厳しい状況で、ベンチ外での生活が続き、スタメンで試合に出るチャンスは一度もありませんでした。でも、これが僕の実力だと思っています。でも、こういった経験は僕にとって本当に良い経験となりました!!まぁ今だからそう言えるのだけど」と気持ちの整理をつけ、新天地に挑むことになった。

 シュツットガルトは日本人選手では、岡崎慎司(レスター)が所属していたことがあり、現在の監督は、細貝がアウクスブルクやヘルタで師事したヨス・ルフカイ氏が務めている。「自分らしく一歩ずつ一歩ずつ前進していきたいと思います!」と決意を語った。

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