FC東京の新戦力・MF兪仁秀が遠征メンバー入り 韓国のヨッチ
FC東京期待の新戦力、MF兪仁秀(ユ・インス)=(21)=が29日、次戦・新潟戦(30日・デンカビッグスワンスタジアム)の遠征メンバーに入った。今季はJ3で17試合出場6得点。前線からのハードワークと思い切った突破は、昨季までチームをけん引したFW武藤嘉紀(マインツ)をほうふつさせる。「積み重ねてきたものが間違っていないことを証明したい」と兪仁秀。“韓国のヨッチ”が、ついにトップチームでベールを脱ぐ。
今年1月にはU-23韓国代表としてリオ五輪のアジア最終予選にも出場。最終登録メンバーからは漏れたが、潜在能力の高さは折り紙付き。その悔しさを初めて踏むJ1舞台にぶつけるつもりだ。
セカンドチーム「FC東京U-23」を率いた安間監督(現トップチームのヘッドコーチ)の下で、自らのプレー映像を見ながら課題の摘出と克服に取り組んできた。J3での6得点はチーム最多。この半年間で飛躍的な成長を遂げた。
「得点することで成長を実感できた。トップチームでできる自信もついた」。26日に就任した篠田新監督の初戦で、白星をたぐり寄せる。