手倉森ジャパン、久保招集を断念…代役は武蔵
日本サッカー協会の霜田正浩技術委員(49)は2日、リオデジャネイロ五輪男子日本代表FW久保裕也(22)=ヤングボーイズ=の招集を断念し、代役としてバックアップメンバーからFW鈴木武蔵(22)=新潟=を補充することを明かした。
久保の招集を巡っては、スイス1部ヤングボーイズが攻撃陣に負傷者が相次いでいることを理由に久保の五輪への派遣を拒否していた。
ヤングボーイズは3日の欧州チャンピオンズリーグ予選3回戦第2戦に久保を起用する意向を示しており、日本側は試合後の派遣を要求。1次リーグ初戦ナイジェリア戦が行われる4日に合流できるかが焦点となっていた。
結論は先延ばしになっていたが、選手入れ替えの期限としていた2日午前にヤングボーイズ側と再度交渉。この時点で久保を試合後に派遣する確約が得られなかったことで招集を断念した。
チームには2日の昼食後のミーティングで手倉森監督の口から伝えられた。霜田技術委員は「残念な結果となったが、決断しないといけなかった。現場が求める選手をそろえてあげられず申し訳ない」と話した。
追加のバックアップメンバーとしてFWオナイウ阿道(20)=千葉=の招集も決まった。