ネイマール 金メダル胸に観客へ“侮辱的な言葉”代表キャプテンにも嫌気
サッカーのブラジル代表FWネイマール(バルセロナ)が、リオ五輪サッカー男子で優勝を飾った直後、スタンドの観客と激しい口論を繰り広げていたことが分かった。23日のスペイン紙スポルトなどが報じた。
ドイツとの決勝で延長の末、1-1のままPK戦となり、自身のゴールで母国悲願の五輪初優勝を成し遂げたあとのことだった。チームメイトらと会場をビクトリーランしていたネイマールが、急に立ち止まり、数多くのカメラマンが周りを囲んでいる状況でもお構いなしで、険しい表情のままでスタンドのファンへ激しい言葉を投げつけた。「これがブラジル、尊敬の気持ちを示さなければならない」というコメント以外は、相手の激しい口調に影響されたのか口汚い侮辱的な言葉だったという。
スポルト紙など複数紙によると、リオ五輪の1次リーグでネイマールが低調なスタートを切ったことが国内で“批判”の対象になっていた。見事に優勝を決めたことで堪えていた感情が爆発してしまったという見方がある。
この一件のあと、ネイマールはブラジル代表のキャプテンを辞任することを表明。「もうやりたくない。この役目をほかの選手がやれるよう代表監督にメッセージを送りたい」と話している。