長谷部発案 タイ戦へ“心を整える”決起集会 日本料理店で意思統一

 「W杯アジア最終予選、タイ-日本」(6日、バンコク)

 侍たちの心を一つに整え、タイ戦に臨む。サッカー日本代表の主将・MF長谷部誠(フランクフルト)の発案で、バンコク市内の日本料理店で“決起集会”が開かれた。

 タイ入りした翌日の3日夜。ハリルホジッチ監督の了解を得て、選手だけで集まり、タイ戦に向けた英気を養った。UAE戦後に「何か動かないといけない」と語っていた長谷部は「気分転換というか、切り替えになればと。お互い、思っていることを話し合って、意思統一するのが大事」と説明した。

 大一番を前にしたリラックスタイムは、選手たちからの評判も上々。FW武藤嘉紀(マインツ)は「雰囲気が重い部分もあったが、リフレッシュになった。味もちゃんと日本食の味でした」と満足げ。DF吉田麻也(サウサンプトン)は「ただの食事会ですよ」と多くは語らなかったが、和やかな雰囲気で建設的な議論が行われたもようだ。

 すべてはタイ戦での勝利のため。主将は言葉に力を込めた。「気分転換でも、明日の試合の結果につなげないといけない。(明日は)最終予選の中で非常に大事な1試合。絶対に勝ちたい」-。

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