メッシ&Cロナ2強時代に終止符も? バロンドールに新スター誕生はあるのか
サッカー界最高の個人賞「バロンドール」の選考方法が変更となることで、これまでの「FIFAバロンドール」とは違った選考結果となる可能性があるという。20日のスペイン紙アス、エル・ムンド・デポルティボなどが報じている。
1956年に創設されたバロンドールは、2010年にFIFA最優秀選手賞と統合され「FIFAバロンドール」となった。しかし、同スタイルは昨年までで終了したため、今年度からは以前同様にフランスフットボール誌主導の形式に戻る。
アス紙によると、メッシ(アルゼンチン代表、バルセロナ)が同賞を獲得した2010年の記者投票では、MFスナイダー(オランダ代表、当時インテル)が1位。2位にMFイニエスタ、3位にMFシャビの両スペイン代表が続き、メッシは4位だった。C・ロナウド(ポルトガル代表、レアル・マドリード)が受賞した2013年も記者投票ではMFリベリー(フランス代表、バイエルン・ミュンヘン)が1位でC・ロナウドは2位。いずれの年も各国代表の選手、キャプテンの投票によって逆転が起きたという。
同紙などによると『人気投票になっている』などと指摘されていた各国代表分がなくなって記者投票に回帰することで、選手への票の分散が進むとみられている。最近5年間の同賞受賞者は、メッシとC・ロナウドのみとマッチレース状態になっているが、今年度からは賞レースの展開が変わるかもしれない。