FC東京、チャンピオンシップ消滅 平山が勝ち越し弾も直後に追いつかれる
「J1、G大阪3-3FC東京」(25日、吹田サッカースタジアム)
FC東京は年間順位でリーグ3位以内がなくなり、J1チャンピオンシップ出場の可能性も消滅した。FW平山が残り4分から途中出場し、第1ステージ最終節横浜M戦(6月25日・日産スタ)以来となる今季5点目を挙げ3-2とリードしたが、直後にまさかの同点弾を許してドローに終わった。
2-2で迎えた後半45分、左サイドの徳永が縦に仕掛け、GKとDFラインの間にグラウンダーのクロスを送った。平山はそのボールに素早く反応した。
「練習でもやっていた形だった。最後、(徳永)悠平さんが縦に仕掛けると信じてゴール前に入った。(終了間際の)あの時間帯に、縦に突破してくれたのが、得点の決め手になったと思う」
ゴール前を横切るボールに大きな体を伸ばし、右足でゴールネットを揺らした。そして東京サポーターとともに喜びを爆発させた。
その1分後に失点。歓喜の声は、ため息へと変わった。篠田監督も「悔しいゲーム。とてもいいゲームができたが、得点した直後の失点はあってはいけない。チームとして未熟だった」と猛省。多くの選手が「勝ちたかった」と口にしたゲームは、ドローに終わった。つかみかけた勝利は、スルリとその手からこぼれ落ちた。