サッカー元女子日本代表の澤穂希さんが２８日、都内で行われたトークイベント「ａｎｄ　Ｓｐｏｒｔｓ．」に出演した。テーマは「なでしこのＲｅスタート」で女子サッカーの現状やこれまでについて語りつつ、冒頭では司会者から来年１月出産予定の赤ちゃんについても気遣われ「順調です」とにこやかに答えた。

　イベントではリオ五輪出場を逃し、踏ん張りどころにある女子サッカーについてなでしこジャパンの高倉麻子監督、日本サッカー協会の今井純子女子委員長と語り合った。

　澤さんは中学１年から名門の読売ベレーザ（現日テレ）に入団し、活躍したが、スポンサーがついたり、環境面で充実するのは、ずいぶん時間がたってからだった。「若い時は月謝も払ってましたし、ユニホームやスパイクを買わなくてはいけない環境でしたし、土のグラウンドでしたし、今はスポンサーさんが若い選手についたりして、いい環境でやれているのはいいことだと思うんですけど」と当時を振り返りつつ、「自分の小さい時に比べるとサッカーへのハングリー精神が薄いのかな、とすごく思います」と指摘した。