イングランド代表監督“解任” おとり取材で移籍口利き

 イングランドサッカー協会(FA)は27日、同代表のサム・アラダイス監督(61)との契約を解除したと発表した。事実上の解任となった監督は7月に就任したばかりで、就任67日での退任は同代表で最短。代表チームの年内のW杯ロシア大会予選は、U-21代表のサウスゲート監督が代行として指揮を執る。

 アラダイス氏は、同日付の英高級紙デーリー・テレグラフによるおとり取材に、国際サッカー連盟(FIFA)やFAが全面的に禁止している選手の「第三者保有」について「問題ない。ばかげたルール」などと発言。さらに、自身が移籍の口利きに絡み、40万ポンド(約5200万円)で架空の会社と契約を結ぼうとしたことなどが疑問視され、FAは「代表監督として不適切。彼は非を認めて謝罪したが、ことの重大さを考慮して双方合意の上で契約を解除した」との声明を発表した。

 一夜明けた28日、アラダイス氏はボルトン郊外の自宅前で英メディアの取材に応じ「私は人助けをしようとしただけ。だが、その判断は間違っていた。罠(わな)が勝利した」と話した。(ロンドン・原田公樹)

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