引退表明の元なでしこ・丸山、澤さんに感謝「私にとって偉大な人」
なでしこリーグのコノミヤ高槻は30日、元女子日本代表「なでしこジャパン」のFW丸山桂里奈(33)が今季限りで現役引退することを発表。丸山は発表後、自身のブログを更新し、なでしこジャパンでチームメートだった先輩の澤穂希さんに感謝した。
自身のサッカー人生を振り返る中で、「私にとってあのゴールが人生を変えてくれました」と挙げたのが、2011年女子W杯ドイツ大会の準々決勝ドイツ戦の延長での決勝ゴールだった。
「今でもあのゴールを見ると、本当に自分が決めたのかポーンと思うような信じられない気持ちになります(笑)あの時、私にパスを出してくれたのが澤さんでした」「私がアメリカで挫折した時もいつも励ましてくれたのは、澤さんでした」と澤の存在の大きさについてつづると、「あの時、アメリカで逃げずに、頑張り続けることが出来たのがその先のW杯に繋がっていたのかなと思います。澤さんは私にとって、偉大な人です(照れ)」と感謝の言葉を述べた。
また、右ひざ前十字靭帯断裂・半月板損傷という大けがを負い、初めてサッカーを辞めたいと思ったときに、全くプレーできない状態にもかかわらず、誘ってくれた現在のクラブ・高槻にも感謝。「今までやってきたこと、もっているもの全てを出し切って、みんなで喜びを分かち合えるように頑張りたい」と、残るリーグ戦4試合での完全燃焼を誓っていた。