川島「日本の役に立つ」日本代表通算72試合出場 最年長33歳が復帰
「サッカー・W杯アジア最終予選、日本-イラク」(6日、埼玉スタジアム)
W杯アジア最終予選のイラク戦(6日、埼玉)、オーストラリア戦(11日、メルボルン)に臨むサッカー日本代表は3日、さいたま市内で合宿2日目の練習を行った。この日帰国したMF香川真司(27)=ドルトムント、GK川島永嗣(33)=メッス=らが合流し、別メニューで回復中心のトレーニングをこなした。
持てる力の全てを日本代表のために注ぐ。ハリルホジッチ監督から、精神的支柱としての役割も期待されている川島は「長く代表をやっている中でいろいろ感じ、経験させてもらった。それが今の代表や日本のために役に立つのなら、それに越したことはない」と決意を口にした。
思い描くのは川口能活(41)=相模原=と楢崎正剛(40)=名古屋=の両守護神。10年南アフリカW杯では、陰でチームを支えた2人を間近で見てきただけに「こういう立場になって感じることもある。先人に学んでやっていきたい」と、自らに言い聞かせるように話した。
練習前には通訳を介さず指揮官と数分間、話し合った。練習中には「声出せ!!」と選手に呼びかけた。今、大切なのは「一人一人が自信を持って戦うこと」と言う。追い続けた大きな背中に感じた数え切れない感謝を、日本代表に還元する時が来た。