近賀、移籍前ホーム最終戦で恩返し弾「こみ上げるものがあった」
「なでしこリーグ、INAC神戸2-0岡山湯郷」(16日、ノエビアスタジアム神戸)
ホーム最終戦となったINAC神戸は、23日の最終節後にキャンベラユナイテッドFC(オーストラリア)へ移籍するDF近賀ゆかり(32)の得点などで、最下位の岡山湯郷に2-0で下した。INAC神戸はリーグ5連勝。岡山湯郷は12連敗で、最終節に2部への自動降格が決まる可能性がある。
快足サイドバックが、ホーム最後の晴れ舞台で勝負を決めた。先制した前半終了間際、右サイドを駆け上がった近賀が、中盤からの縦パスを左足でループシュート。GKの頭上を越え、ゴールに吸い込まれた。
最終節のコノミヤ高槻戦(徳島)後にオーストラリアのクラブへ移籍するため、ホームでの試合は最後だった。3929人の観客に見守られ「いいボールがきたので決められてよかった。大勢の人が見にきてくれて、こみ上げるものがあった」と喜んだ。
優勝は日テレに決まっているものの、チームは2位争いをしている。「勝って終われるように頑張る」と誓った。